年が変わって初めての投稿となりました。
昨年から、いったいいつまでこの不安な状況が続くのか、、まだまだ長いトンネルは続きそうです。
少しでも前に進みたいと、去年から仕込んでいたSILVERオリジナルの帆布が形になりました。
通常の帆布は、使用を重ねていくと少しづつコシがなくなり柔らかくソフトになっていきます。
これは、水洗いをすればより一層違いが分かり、きっとこのクタッとした感じも経年変化として好きな方は多いはずです。
対して、硬いままの状態を継続して使用したい方も少なからずおり、SILVERとしてはハリ感の継続する帆布を作ることにしました。
LL BEANのUS製のキャンバスが、長く使っているはずなのにどこかハリ感を残していると感じたのもきっかけの一つです。
製造は倉敷児島の昔ながらのシャトル織機で、限界までヨコ糸を高密度に打ち込むため、熟練の職人で1日の生産量が50mと手間のかかる素材となってしまいました。
規格は8号帆布なので、4号帆布程度のハリ感がありながら軽くてさらに丈夫という大きな利点もある素材です。
高密度な打ち込みで通常よりも水通しがないため、洗うことは困難かもしれません、、というより水が染み込みません。
ここに、SILVERの提案する帆布 ” TUF-WHITE ” の完成です。