RUCKSACK
2019.02.02 Saturday
今では見ることのない横長のドスンとした形状に魅了されて、何年も前に購入したものです。
日本の「片桐」という会社で製造されたキスリング型と呼ばれるもので、現在主流の縦長のザックが登場する以前、戦後から昭和の終わり頃まで広く愛用された登山用のリュックサックです。
その独特な形と大きさから、パッキングには慣れが必要だったようです。
随所に使用されている分厚いレザーパーツはすべて手縫いで頑丈に取り付けられ、製造者のこのリュックサックに対する強い思いが伝わってきます。
何十年かたった後にも色褪せることなく、逆に輝きを放つプロダクトに感動します。